來吉部落は阿里山の塔山山麓、海抜七百から千メートルのところに位置する。以前は拉拉吉(ラーラージー)と呼ばれ、鄒族原住民の居住地で、內來吉と外來吉二つの集落に分かれている。
塔山のふもとにある來吉村は山に近いため、よく土石流や山崩れなどの被害に遭ってきた。鄒族の人々は、このような災害は塔山の女神が怒っているからだと信じていて、男性のシンボルの象徴を用いてこれを鎮めなければならなかった。來吉の村民は災害の起きた地点に、大型の木柱を立てて、災害をせき止めた。これがうまくいくと、鄒族の人々はより深く信仰を持つようになり、この三メートルにも及ぶ男性のシンボルを村の入り口に移した。これが149甲線公路から來吉部落に入った地点である。以降、茶山の「涼亭」、達邦の男子集会所「庫巴」、來吉の巨大シンボル、それぞれが特徴を持った精神的な指標になってきた。
來吉部落は、鄒族文化芸術村でもある。來吉村は過去に大量の鑿刻の石版を建材として使用していて、すべての家に河床の石が運び込まれて積まれている。このような石頭は随所で見られ、步道、庭、広場、水溝、フェンスなど、どこでも特色のある建築を見ることができる。この部落は過ごしやすい気候で、四方を山に囲まれ、とても美しい風景が見られる。さらにたくさんの農園に囲まれ、豊富な資源に恵まれている。また、「塔山のふもとの永遠部落」とも呼ばれ、継続と伝承を意味する。村中には濃厚な文化の風情と部落の芸術性が満ち溢れているので、ぜひ訪れてみてほしい。
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